この地域は、新河岸川の舟運を通じて、江戸との交易が盛んでした。多くの江戸文化が船に乗って物と共に運び込まれ、この土地の風土に合った形に変化し、そしてこの土地の文化として定着しました。
しっきーずのプログラムの中には、皆さんが日ごろ聞き慣れない言葉があると思いますが、それらは全て、昔、この土地の人たちが大切にしてきた文化を参考にして作られたものです。わたしたちは、このように、この土地で育まれた文化を次の世代に伝えたいと思っています。
【あすび場】
江戸っ子が、明日も元気に働くことができるように心身ともにリフレッシュすること(=明日備:あすび)を大切にしていたことから、しっきーずでは、しっきーずの拠点である「ステーション」をオープンしています。時間中はどなたでも気軽に立ち寄って、おしゃべりをしたりお茶を飲んだり、通りすがりのご近所さんたちが挨拶を交わしたり、学校帰りの子どもたちが「ただいま」と言いながら遊びにきたり、「まちの縁側」(=「あすび場」)として、地域の皆さんがリフレッシュすることができる「場」を提供しています。
【ひっぱり】
昔、この地域では、「血縁関係」のことを「ひっぱり」と呼んでいました。今では、地域での「血縁関係」も分散化し、希薄になっていることを受け、しっきーずでは、「遠くの親戚より近くの他人」ということで、「血縁関係」ではない、新たな「ひっぱり」(=地縁)を地域で構築することができるよう、様々なプログラムを企画し、運営しています。
【オヒマチ】
この地域は、昔から江戸との交易で栄えたと同時に、度重なる荒川の氾濫による被害を受け続けてきました。そこで、昔の人たちは、水神様を信仰し、「オヒマチ」といって、地域の皆でおいしい手料理を作って、水神様に祈りを捧げ、そして食するという行事を行っていました。しっきーずでは、この「オヒマチ」を「みんなで作り食べる季節の料理」という形で復活させ、地域での「ひっぱり」を構築するためのプログラムの一つとして実施しています。
【傍楽(はたらく)】
江戸っ子は、朝食(朝飯)の前に、向こう三軒両隣に声をかけて、必要であれば手伝いをし、朝食後には、身過ぎ世過ぎ(生活)のために働いて生活費を稼ぎ、昼食後には、世のため人のため、傍(はた)を楽にする(=傍楽:はたらく)ための活動(=ボランティア活動)に精を出しました。わたしたちは、しっきーずの活動を通して、このように自ら率先して「傍楽(はたらく)」ことができる人材育成を目指しています。
■クラブしっきーず 組織図
(小学生会員によるクラブ紹介)
■定款
4. 協力・連携団体一覧 (順不同)
■志木市
(長寿応援課、生涯学習課、市民活動推進課、健康政策課、産業観光課、共生社会推進課、福祉課、環境推進課)
■志木市社会福祉協議会
(地域福祉課、長寿えがお課、障がい福祉課)
■志木市生活支援体制整備事業第1層協議体
■志木市立志木第三小学校
■志木市立志木中学校
■宝幢寺
■かしわなほっとぷれす編集委員会
■レッツラブしき
■公益財団法人日本スポーツ協会
■公益財団法人埼玉県スポーツ協会
■一般社団法人彩の国SCネットワーク
■一般社団法人3C
■地域DE子ども見守り隊(志木二小、志木四小、志木二中)